カテゴリー「10.考え方、感情」の395件の記事

2017年10月 3日 (火)

同じ経験から得られるものは、備えている性質によって違いがあらわれる。

同じ場所にいて、同じ事柄を経験したとしても、人により、その事柄を通して思うことや、得られるものは違ってきます。

備えている性質が違えば、その事柄との化学反応がかわってくるからです。

「性質」×「事柄」 という、あらわれは、本当に人それぞれ違いがあるものです(^_^)。

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たとえば、会社の同僚で、それまでの経歴も同じ、現状で関わっている仕事内容も同じという状況の人が、何人かいるとします。

そこで、「急に上司が代わった」、「会議が増えることになって、業務が多くなった」、「主要取引先と会社が揉め事になった」という経験を、皆が同じようにした場合を考えてみます。

Aさんは、新しい上司にとても気に入られて順調に仕事をしているけれど、Bさんは、新しい上司とはあわずに、業務が増えたことで転職を考えるようになる。

Cさんは、業務が増えたことで大変になったけれど、その分、実力もついて、取引先の揉め事をうまく捌くことができて評価を上げた。

Dさんは、そうしたいくつかの変化を経ても、以前とほぼ同じペースで、同じような仕事をしていて、心境にも得に変化はないようだ。

というように、その事柄を通した反応も、気づくことや思うこと、身につくことも、同じにはなりませんよね。

人の性質を、「器」にたとえるとしたら、ある人は大きくてしっかりしているバケツのよう、ある人は、深くて細い花瓶のよう、また別の人は、広くて浅い皿のよう、というように、向いている用途が違い、受けとることができる量も違います。

陶器のように決まった形をもつ器もあれば、ビニル袋のように(入れるものにあわせて)形状を変えられる器もある、というように、性質はひとりひとり違います。

「なぜ、こんなことが(私はわかるのに)あの人はわからないのだろう」、「どうして、あの人は(同じ経験をしているのに)学ばないのか」と、他人に対して思うことがあっても、自分と他人は、受けとる器の「種類」が違うということです。

自分がわかることを、相手も同じようにわかるとは限りません。

また、自分がわかっていないことを、相手はわかっているケースもあるでしょうね。

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2017年9月12日 (火)

近くにある事柄と、遠くにある事柄は、エネルギーで繋がっている。

「より遠くへ、自分の影響力を広げたい」ときや、「新しいチャンスや関係などのご縁がほしい」という場合、

「その事柄に、直接の働きかけをしなければ、うまくいかない」と思ってしまうと、できる行動は限られてきます。

それはそうですよね、何しろ、自分から遠いところに「それ」はあるわけですので(^_^;)。

しかし、近いところにある事柄も、遠いところにある事柄も、何らかの意味では繋がっているので、間接的な働きかけが、思わぬ形で、遠いところへ作用することもあるのです。

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この世における、ものごとのしくみというのは、「自分」と「遠いところにある、それ」とが、一本道で繋がっていることはなく、ありとあらゆるものが、みえないエネルギーで、立体的に繋がっています。

※過去記事:みえない糸で、すべて繋がっている

近くの縁を大事にしていると、あるとき、ぽんっと、遠くの縁が発生してきて、思わぬ形で、望んでいたことへの道が、開けることがあります。

私の知人のケースです。

会社で所属している部署は、市内の担当です。もっと広い、県内の担当へ異動したいけれども、まだ実力もないし・・・ということで、与えられた仕事を一生懸命にやっていたところ、

新しく赴任された上司が、部下と二人で出張して仕事をするスタイルを好む方で、その方と一緒に、県外へ同行して仕事をすることになりました。

県内でやりたいという希望をとびこえて、県外へと、いきなり範囲が広がりました、笑。

こういうことも、あるものです。

日々の、与えられていることをまずはやろうという姿勢、しかし、これからやりたいことは見据えていき、実力をつけていずれはという計画性も持って動いていたことが、想定していたプロセスをとびこえて、結果になったのだと思います。

オセロゲームと同じで、「いきなり、遠いところにある角は取れない」ということなのでしょうね。

近いところの、できることに力を注ぐと、いきなり、角どころか、盤の外にまで笑、範囲が広がることも、あるものなんだなーと思いました(^_^)。

私たちの物理的な感覚としては、「いきなり」とか「とびこえた」ようにみえるものでも、これらはきっと、エネルギーレベルでは、繋がりがあって、そうなるべくしてなったこと、なのだろうと思います。

すべてに当てはまるわけではないでしょうけれども、

直接的で、ストレートな方法ばかりではない、いろいろな、不思議な繋がりがあるのが、この世という場所の不思議で楽しいところです(^_^)。

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2017年8月30日 (水)

好きなことを選ぶと、うまくいく人もいれば、そうではない人もいる。

「好きなことをして人生をすごそう、そのほうがうまくいく」という考え方を持つ人がいます。

一方、「好きなことでうまくいくほど、世の中は甘くないよ」という考え方もありますよね。

前者はとっても夢いっぱいに思えて、後者はとても現実的に思えます。

このうちの、どちらが正しいのか、といえば、それは「人により、それぞれ」です。

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全員に必ず当てはまる、ひとつのパターンが存在するのではなく、「好きなことがうまくいく人」もいれば、「好きなことよりも、もっとうまくいくことが存在する人」もいます。

これは本当に、人それぞれなので、まとめるのは難しいですが、私の知っているケースの統計的には、「好きなことが、うまくいく人」は、1~2割でしょうか。「好きなことより、もっとうまくいくことが、別にある人」のほうが、ずっと多いようです。

そのため、「好きなことをすると、人生はうまくいく」という主張が、少数なので珍しいため、目立つことになります。

そして、そういうストレートにわかりやすいことは好まれるので、それがすべての人に当てはまる「正しいこと」のように解釈されがちなのですが、

世の中の全員に、そのパターンが当てはまるわけでもない、ということなのです。

当てはまるかどうかは、「備えている本質」との兼ね合いとなります。



すべての人に、その人の得意なこと、うまくできることが存在します。

しかし、そうした「自分の得意なこと、うまくできる事柄」を、好きと思うかどうかは、それぞれです。

ここが、両者の違いを生んでいるポイントですね。

「得意」と「好き」が揃っている人は、当然のことながら、好きなことでうまくいでしょうけれど、

「得意」と「好き」が違っている人は、こちらも当然ながら、好きなことだけ選んだら、得意なことから遠ざかることになりますから、あまりかみ合わずに、停滞しがちになるんですよね。。。

自分を知って、自分の好きなことと、備わっていることがどのくらい合っているかを考えてみることで、どちらが該当するかがわかります。

が、こうして「考えなければわからない」人は、おそらくはほとんどが後者の「揃っていない人」になると思われます。揃っている人は、考えるまでもなく一択になるので(^_^)。

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2017年8月 8日 (火)

自分のセンスや技術について、もっとよく知っておく。

備わっているセンスや、習得したスキルをうまくいかすためには、その事柄を、さらに細分化して、よく知っておくことが役立ちます。

たとえば、「書くことが得意」な人がいるとします。

しかし「書くこと」といっても幅広いですよね、対象としても、内容としても。

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たとえば、小説のような長文を、内容の連動が破綻しないように書くことができる人がいるとして、しかし、そういうことが自然にできてしまうセンスをもっている人は、逆に、短く要点だけをまとめる文章が苦手というケースもあります(^_^;)。

感想文や解説文のような、ある対象について見解を述べる形式の文章は、とてもわかりやすく書けるのに、他人の発言をまとめる議事録の作成はうまくできない、というケースもあるかもしれません。

事実のみを描写する観察記録が得意な人もいれば、自分や他人の感情を動かすような文章が得意な人もいます。

書くことなら全般的に得意な人もいれば、ある特定の狭い分野だけが、飛び抜けてうまくできる人もいますから、個人差があります。

つまり、

シンプルに、「書くことが得意」という認識のしかたは、範囲が広いですから、おそらく、自分で思っているよりも「曖昧」なのです。

だから、それを活かす道を、見つけにくくなります。

自分が備えている、書くことというセンスや技術は、「誰に対する、どのような内容を扱うことが適しているのか」という、具体的な認識があると、

自分をいかしやすい場を見つけたり、選んだりしやすくなりますよね(^_^)。

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2017年7月11日 (火)

自分の意識と姿勢が変わると、行動による「あらわれ」が変わるもの。

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すべてを自分の思うとおりに動かすことはできないものです。特に、自分以外の誰かが関わること、その人数が多くなるほど、自分の思うとおりにいかなくなります。

そういうこともありうると、自分の思うとおりになることも、ならないこともありうるという理解をして、その上で、「自分がどのような生き方をしていくことが、自分の人生をより豊かにしていくことに繋がるか」という考え方をして、できることを工夫してみるといいのです。

その結果として、でてくるアイデアが、(思うとおりにしようと奮闘していたときのアイデアと)同じものだとしても、それを体現していく「自分の意識と姿勢」が変わっていますから、周囲へのあらわれは、変わっていくものです(^_^)。

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2017年7月 6日 (木)

もっと成長したいなら「長所をのばす」という方向のとり組みを。

人にはそれぞれ、生まれ持って備わっている性質があります。

それらを、うまくいかしていけば「長所」となり、逆のあらわれ方となれば「短所」ということになります。

長所と短所は、同じ事柄の「あらわれ方の違い」であることは多いです。

たとえば、配慮が優れている人は、神経質であったり。親切な人は、依存を招きやすい人でもあったり。

「ひとつ」の要素が、状況によって違う印象や結果を作るということです。

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「もっと成長するために、短所を直そう」とする方がいますが、そうなると、繋がっている同じものである長所まで、引っ込んでしまうこともあります。

短所を直すと、もっといろいろうまくいくのではという考えなのでしょうけれども、しかし、そうしたとり組み方は、マイナスを引き上げて「ゼロ」にもっていくというだけで、それほど目立った効果にはならないことも多いです(^_^;)。

その上、長所として発揮されているところまで引っ込んでしまうようなことになれば、・・・ちょっと目的と違う結果に繋がってしまいそうですよね(^_^;)。

ピンポイントで、「この点を直して、人間関係にいかしたい」というとり組みをする場合は別だけれども、

とても広い意味での「もっと成長するため」「全体的に自分を高めたい(要素刃問わない)」という場合には、

短所を直すよりも、長所を伸ばすことを目的としていくほうが、全体のバランスが整うと思います。

長所を伸ばすと、短所の印象が相対的に小さくなりますよね。

そうしたとり組みのほうが、望む印象や結果に繋がることが多いと思われます(*^_^*)。

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2017年7月 5日 (水)

行動するという刺激が、よいアイデアをうむ。

じっくりと思考をしても、いいアイデアがうかばないときは、少なくともその時点においてはそれ以上に進まないようだと判断して、思考に区切りをつけて、別のことをしてみるといいでしょう。

「考えることがたりていないのかな」とか「もっと違う考え方にすればいいのだろうか」とつい考え続けてしまうことがありますけれど、切り換えるほうが効果的となるようです。

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思考から意識をはなして、深呼吸をしたり、窓を開けたりして、切り替えをしてみましょう。

そして、何か「行動」をすることですね。

掃除でも、買い物でもなんでも(^_^)。

体を動かすことで、エネルギーが思考ばかりに向かわなくなり、ちょうどよい配分となり、全体の流れもよくなります

そして、そういう状態のときに、ふと、いいアイデアがうかんだりするものなんですよね。

(過去記事:歩いているときに、よいアイデアがひらめく理由

動くことの刺激が、思考にもよい作用をあたえるようです(^_^)。

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2017年6月22日 (木)

やらなければいけないことがありすぎて、ものごとが進まないときは。

あれもこれも、やらなければいけないことがたくさんありすすぎて、やってもやっても区切りがつかず、体も気持ちも休まらないことがあるものです。

なぜそうなっているか。

やるべき事柄と、自分の処理能力との差があるということですから、「抱えている事柄が、多すぎる」か、または、「処理能力が追いついていない」かのどちらかとなります。

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つまりそうした状況のときに、改善のために意識するポイントとしては、

ひとつは、「やらなくてもいいことや、優先度の低いことまで抱え込んでいないか」という点です。

どちらかといえばやるほうがいいとしても、必須ではないことまで「やらなければ!」と思い込んでいたり、後でも十分に間に合うことを、すぐにやるべきことを同列に並べていたり、他人を助けよういう思いやりから、自分の作業を増やしたりしていないかを考えてみましょう。

よく気がつく人や、客観的な視点を持っている人、共感力が高い人は、こちらの理由で抱えすぎてしまうことが多いです。

もうひとつは、「効率が悪いやりかたをしていないか」という点です。

Aという作業と、Bという作業をどちらを先にするかで、掛かる時間が変わってくる場合がありますね。また別のケースでは、AとBを、同時にやると少し時間が短くなるのに、ひとつが済んでから次、というふうに取り掛かっているので時間が掛かってしまうなどです。


どちらも、落ち着いて客観的にとらえてみれば、すぐにわかることなのですが、体力にも気力にも余裕がないときは、そういう考え方になれません。

まったく余裕がないときには、たとえるなら、テーブルの上にたくさんの物が載っているため「作業スペースが確保できない」のと同じです。

アレとコレを使ってこうしよう、という工夫の作業をすることにも、これは量が多すぎるのでは、という比較をすることにも、作業スペースは必要ですからね。

載っている量が減って、余裕がでてこないと、そうした工夫はとれないものなのです。

しかし、そうした状況でも、このような「2つのうちの、どちらかに該当するのでは」という○×のようなシンプルなことなら、あてはめやすいと思いますので(^_^)、ここから糸口を見つけてみてください。

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2017年5月24日 (水)

ものごとが複雑に絡み合ってしまった場合の考え方。

自分に関わるものごとは、すべて何かしらの「繋がり」があります。

同じ要素のあるもの同士が引きあうという「波長の法則」や、自分が種をまいたことが自分の行く道に実るという「カルマの法則」で、ものごとが展開していくしくみです。

こうしたしくみがあるからこそ、このことが起こっている理由は何か、という視点をもつことができ、過去を振り返ったり、今やるべきことを再認識したり、未来の計画をつくろうとしたり、「自分の人生に意識的になる」ことができます。

(何の繋がりもなく、無作為にものごとが起こるなら、規則性や理由を考えることもできず、結果をつくる準備も意味がなくなってしまいます。繋がりがあるからこそ、「一連の動き」というとらえ方ができるのです)

しかし、ときに、それらが複雑な繋がりとなりすぎて、固まって解きほぐすことができなかったり、停滞してなかなかスムーズに流れなかったり・・・、どうしたものかと戸惑うケースもでてくるものです。

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そういうときに、この状況を何とかしなければ!と、強い力を掛けて押し切ろうとしたり、動きの多さでこじれをカバーしようと負荷を掛けすぎても、・・・ますますこじれて身動きがとれなくなることもありますから、

「絡まっているところを何とかしよう」とするよりも、そこから意識をはなして、「それ以外のことする」という切り換えをしてみましょう

他で動きをつけられるところがあれば、そちらを先にやってしまうことで、自分が抱えている「やらなければいけないことリストを、少しでも減らす」という考え方です。

ちょっと絡み合ってスムーズでなくなっている程度なら、対処は早いほうがいいですよね。しかし、どうしようもなく複雑になっているときは、少し遠回りになるかもしれないけれど、

「効果的な解決の糸口を見つけるために、周囲をシンプルにしてみる」というとり組みが役立ちます。

そうすると、絡んでいるところが、いろんな角度から見えやすくなります。

他の行動の刺激によって、絡んでいる箇所に、緩みがでてきて、ほぐしやすくなったりすることもあります(^_^)。

焦って、わーっとやってしまうと、こじれているところが、ますますこじれることもあり得ます。というか、だいたいそうなります(^_^;)笑。

全体を眺めて、絡まっていないところに動きをつけてみてください

これは、問題を先送りにすることとは違います。

また、すべての問題に当てはまる方法ではありません。とり組みをしようとしても、こじれすぎていて、どうしたらいいかわからない状況(^_^;)になってしまっている場合の、ひとつの考え方です。

あとは、第三者の手を借りると、意外とすんなり解決することもあります

記事内の画像は、猫さんの爪でなんとかしようとすると、ますますひっかかるでしょうけれども、外から人間が手をいれれば、簡単にとれますよね。糸のからまりは残りますが、少なくとも猫さんは、脱出できます。

そういう方向性での解決は、外からの働きかけのほうが、効果がでるということもあります(^_^)。

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2017年5月14日 (日)

経験が重ねられて、客観的なとらえ方ができるようになる。

人間関係において、または、ものごとを判断する場面で、自分の側からだけの解釈にとらわれず、広くいろいろな方面からの解釈をすることができれば、対応に「幅」がうまれます。

客観的なとらえ方ができる人ほど、ひとつひとつの出来事から得られる学びが深いものとなります。

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先日、「大人になるほど、難しくなる人間関係」という記事を書きました。

内容としては、子どもの頃は「立場がひとつ」しかないが、年齢が重ねられるほどに、「立場に多様性がでてくる」ので、それぞれに応じた使い分けが必要になってくることをお伝えしたものです。

立場がひとつのうちは、ひとつの側からしか、ものの見方が身につきません。つまりは、自分の側からの「主観」です。

大人になって、いろんな立場に置かれるという経験を重ねていく中で、さまざまな側からの見方が身についてきて、「客観」という感覚が磨かれていくようになります。

一方からのみ眺めるよりも、幾つもの方向から眺めるほうが、「それ」について把握できることが増えますから、解決や改善の方法が見つかりやすくなります。判断が偏らなくなり、柔軟になることができます。

客観というのは、特定の立場からの見方にとらわれず、ものごとをとらえたり解釈したりすることです。

かつて一番下だった自分も、上の立場になったときに、「両方の立場がわかる」ようになりますよね。年齢を重ねて、役割が増えていくに比例して、いろいろな立場からの見方がなされていくことが、客観の感覚を育てていくことになります。

ものごとのとらえ方に、幅がでて、奥行きがつくられていくと、受け止め方がまったく変わり、自分が得られる学びも、深いものとなっていきます。

「大人になってみて、今なら過去のあの件がよくわかる」という感覚は、そうした客観的なとらえ方を、昔よりも、深く広くできるようになったことが関連しているのでしょうね。

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