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2013年6月17日 (月)

「思い込みが強すぎる人」との、付き合い方。

思い込みの強い人は、「考え分けること」が、苦手です。

たとえば、ただ見ることと、(違いや差などを)見分けることが同じではないように、「考える」ことと、「考え分ける」ことも、同じではありません。

その、考え分けが、苦手な人が、思い込みが強くなってしまいます

一般には、たとえば会話の中で「なるほど、そういうこともあるかもね」とか、「もし、○○だったらどうする?」、「そうなる可能性は、あるよね」、「そのような受けとめ方も、できるよね」などのような、「仮定の話」をしているとします。

そのときに、「・・・かもしれない、という仮定の話」と、「仮定ではない、事実としての認識」を、分けて受けとめるのが一般的ですが、思い込みが強すぎるタイプの人は、その、認識の区分の作業が苦手なのです。

だから、話しているうちに、または、考えているうちに、それが、(事実を確認したわけではない)自分の予想や推測であることや、仮定の話であることを、割り引いて考えられなくなって、区分がされなくなっていきます。

なので、他の人からすると、なぜ、「私は、そう思ったから」、という自分の考えだけを根拠に、そこまで強く思い込めるの?と、驚いてしまうような、認識の偏りが作られてしまうのです。

このようなタイプの人と、共同作業をしていく際には、「その人の言うことの、どこまでが客観的事実で、どこからが独自の解釈(思い込み)なのかが、その人の話からでは分からないので困る(その人は、同一としてとらえている)」という点と、「こちらが言いたいことや、伝えたいことも、その人独自の思い込みでとらえてしまうことがあるので、意図が伝わらなくて困る」という、おおよそ二つの点で、難しさが出てくると思います。

そのようなタイプの人は、自分の思考の中で、いろんなことが一緒になってしまって、多様性という感覚をもって違いをとらえるのが苦手なので、対処法としては、「多様性を、理解してもらうという観点からのアプローチ」を試みるとよいでしょう。

その人の思い込みが入っている言動で、意思の疎通ができなかったとか、思い込みでトラブルになった、という場面になったときに、

「あなたは、そういう考えなのね。でも、他の人は、同じようには受けとめないこともあるものだよ」とか、「あなたがその考えなのは分かるけれども、誰もがあなたと同じ考え方ではないから、あなたの考えだけを当てはめると、他の人は混乱することもあるよ」というようなことを、その都度、説明しながら伝えていくことです。

そうして、少しずつでも、自分と他人の考え方は、違うものである、とか、同じとは限らない、ということに、まずは気付いてもらうこと、そのための機会を増やすことが効果的です。

自分の思ったことと、客観的事実を、分けて考えられるのは、そのうちのどちらに出来事をカテゴライズするかが、スムーズになされる、ということです。それが出来にくい人というのは、二つが分かれていなくて、カテゴリーが一つしかないので、自動的に、その(思ったことと、事実の)区分けがない、一つにカテゴライズ「されてしまう」ということです。

それを、二つ(か、それ以上)に、認識を広げていくことが必要なのですね、多様性を理解するというのは、そういうことです。

カテゴリーが一つしかない人は、自分と他人の区分けもとても曖昧になりがちで・・・、自分と他人は別の受け止め方をする、別の個性をもった存在である、という認識も曖昧になるので、相手も自分と同じように思っているはず、という前提での言動によって、なんらかのトラブルや停滞を引き起こすことが少なくないはずです。

そのときに、まずは、比較的分かりやすい、「自分と他人は、別の存在であるので、同じ考えにはならない」ことから認識を重ね、「考え分け」についての、理解の糸口を見つけていくのが、有効な方法のひとつだと思います。

ただし、これらは、「そうする必要がある場合」に限っての取り組み方法のひとつであり、誰にでもそうすべき、ということではありません。

特別に親しいとか、家族だとか、仕事仲間だとかの関係があって、共同作業的な関わりをもつ機会があるため、それを改善していく必要が、相手だけでなく、自分にもある場合の、考え方や、とり組み方の一例です。  

そんなに関係も深くもなく、その人に干渉する大きな理由があるわけでもないのに、「自分が、相手を正さねば」などと正義感?を出して、いらないことに首をつっこんでしまうと、わざわざ状況や関係をこじらせてしまうこともあると思います;。

どんなことにも言えますが、「自分は、その問題の当事者なのか」という点は、考える必要があると思います。

たとえ、善意であっても、その人のその時点での価値観を、ある意味において否定するようなことにも、形式上は、なってしまうわけで、何でも言えばいいというものではないので、そこはきちんと、自分の立場というものも、理解しながら、というのが大事ですね。

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11.家族、恋愛、人間関係」カテゴリの記事

コメント

思い込みが激しい同僚に悩まされていましたが、その人の思考回路が少し分かりました。

世の中には考え分けることをスムーズに出来ない人もいるんですね。

投稿: スタンリー | 2015年2月27日 (金) 13時11分

スタンリー様

分けて考えられない人もいますし、分ける感覚が強すぎる人もいますし、その中間の人もいて、バリエーションがいろいろで、お互いに学びになるのでしょうね(^^)。

投稿: リカコ | 2015年2月27日 (金) 19時56分

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