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2013年1月 9日 (水)

「古くなった価値観」を、なかなか手放せないのは。

価値観、価値基準とは、物事を評価する際に、何が大事で何がそうでないかという判断の基準となるものです。

何を重視するかは、人により相違があり、ある人は「お金が一番大事」と言い、また別の人は「楽しさが基準」というように、それぞれが、自分が思う大事なものに基づいて、さまざまな判断や選別を行っています。

私たちは、常に、成長という名の変化を続けていますので、価値観もまた、成長に比例して、変化していくものです。

過去を振り返ってみれば、数年前にとても気に入っていたものや、手に入れたいと思っていたものに、関心がなくなったり、興味が薄れたりすることは、よくありますよね。それは、「大切」「良い」「必要」と感じるものの対象が、変化したためです。自分は○○に基準を重く置いている、という感覚と、好みとは、ある意味、連動しているとも言えます。

価値観を含めて、この世のものは、有形無形を問わず、少しずつ、無意識のうちに、変化をしていくのが「普通」です。

ところが、この価値観を固定させてしまい、いつまでも過去の古い価値観を手放さないことで、人生に不調和や混乱を引き起こすことがあります。

無意識のうちに、変化していくであろう価値観が、なぜ、固定されてしまうか、というと、「変化しないように、意識をしてしまう」ためです。

つまり、自分自身が、その価値観に、こだわりを持って、手放さないというか、変えずに保ち続けようとしてしまうからです。

なぜ、そういうことが起こるのか、それは、その価値観によるメリットを得た経験の大きさと比例していきます。いわゆる、「成功体験」というのでしょうか、そうすることでうまくいった、という自分の得意パターンを、大事にし過ぎてしまうのです。

たとえば、言いつけをしっかり守って無謀なことをしない、ルールの通りに行動できる優等生タイプは、子供の頃や若いうちは、評価されます。

親からも、手が掛からない真面目な子、と思われ、学校に行っても、はめをはずさない、教科書のとおりのお手本のような子、と、その扱いやすさを認められます。おそらくそれは、社会に出ても同様で、フレッシュマンのうちは、高い評価を受けるかもしれません。

けれど、年月が経って、管理職になる年齢になれば、ルールにそっていくだけでは、仕事が回らなくなります。応用や発展を、誰の指示もなくても、自主的に考えて動いていかなければなりませんし、自分が部下にそれを指示する側の立場へと移行していきます。

「指示やルールに従うことが得意で、今まで、その姿勢を評価されてきた」としても、その間隔が、人生を通して、ずっと通用するとは限りません。ルールに従うことが得意、という個性は変わらないとしても、「それが、対外的に、他者から、評価され続ける」とは、限らないですよね。年齢とともに、役割や期待されることは、変わっていく場合がほとんどです。

けれど、過去の成功パターン、成功法則ともいえる、「自分は、こうすれば認められて上手くいく」という経験を、重ねれば重ねるほど、その法則が、自分が認められるための有力な手段として、根付いてしまいます。

「ルールに従うことが得意であり、そこが自分の長所である」という思いを持っているのは、問題ないと思います。事実、それが活かされることは、人生を通して、存在するでしょう。 けれど、「ルールに従えば、評価される」というのは、自分が目下の立場にあるときは有効でしょうけれど、管理職になるとか、年齢を重ねていけば、自分が誰かを評価する側へと立場が変わっていきますので、立場にあったプラスアルファを加えていかないと、若いころと同じ姿勢では、「同じようには、評価はされない」ことになります。

つまり、古い価値観を、使い続けるのが悪いわけではないのです。継続できるものは、当然、使い続けて問題ありませんし、得意なものは活用し続けていくほうがいいですよね。けれど、「既に、今の自分には合わなくなっている、古い価値観」なのに、「こうすれば、必ず上手くいく、成功パターン」だと思い続けて、いつまでもとらわれてしまうと、人生を混乱させてしまうことがあるので、その点は、気を付けていく必要があります。

「以前と同じなのに、なぜか、以前と同じようには評価されなくなった」と感じることが短期間に続いたら、そのタイミングが、「見直す時期」なのかもしれません。

「今の自分に、よりふさわしい価値観」を、改めて見つけていくのもよいですし、または、意図的に創り上げようとしなくても、今までこだわってきた、合わなくなっているものを手放していけば、自然にそれといれかわるように、自分が備えている違う面が表面化していくこともあります。

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10.考え方、感情」カテゴリの記事

コメント

今まで持っていた価値観と、子供が生まれてから芽生えた価値観とがあり、どちらも手放せずにどちらも頑張ってきました。
しかし・・・結局どちらも中途半端になっていることに、最近気づきました。

気づくまでに、4年以上かかってしまいました( ̄Д ̄;;
昔からの価値観を手放すため、環境を整えようとしている最中です。
まわりは割と冷静に「新しい価値観でいくのが当然だ」と考えているようで、驚いたりもしています。

改めて、価値観は変わっていいものなのだな、と思わせて頂きました。
ためになる記事をありがとうございました!

投稿: ema | 2013年1月 9日 (水) 23時07分

*emaさま

自分のことって、なかなか気がつかないものです。特に、過去にそれでうまくいった経験が多いほどに、意識にのぼりにくくなりますから,
移行するには、年単位の時間が必要な気がします。4年以上というのも、そんなに長くもないのかも・・・、それくらいは掛かるものではないかな、と思います(^^)。

投稿: リカコ | 2013年1月 9日 (水) 23時55分

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