« 感受性だけが強すぎる人は、会話が苦手になることがある(1)。 | トップページ | 相手が間違っている、と思いがちな、「完璧主義・完全主義」の人。 »

2012年4月 9日 (月)

感受性だけが強すぎる人は、会話が苦手になることがある(2)。

>(1)より続きます。

感受性が強い人の全員が、(1)で書いた仕組みにより、会話が苦手になる・・・というわけではありません。感受性が強くて、会話力も優れている人は、世の中にたくさんいます。

感じ取る力「だけ」が極端に高くて、それ以外の、思考の力や、言語に結びつける力が十分に発達していない人が、会話が苦手になってしまうのです。

そして、そうなりがちな理由として、感じる力が高いと、「感じる」と「思う」の境目がくっきり際だってしまい、自然に言葉での表現へと移行しにくくなるから、適切な言葉が瞬時に思い浮かばず、言葉につまってしまう、という説明が(1)の内容になります。

感受性の高さ、というのも、個性のひとつです。個性には、良いも悪いもありません。また、一般に、感受性が豊かである、というのは素晴らしいこととして捉えられます。

なので、感受性の高い状態を改善・・・という表現も、なんだかおかしいのですが・・・、しかし、現実的に、感受性だけが高すぎて、会話が苦手になり、社会の中で人間関係を構築していくことを難しくしている場合が少なくないのも事実です。

そのあたりは、ご本人がどう受けとめるかによると思います。少しでも、会話をスムーズにして、人間関係をより深く、または広く作り上げていき人生を豊かにしたい、と思っている人は、まず、今までに説明した仕組みを理解し、努力で改善(という言い方も変ですが)していける部分はしていく、という姿勢で取り組むのがいいと思います。

感受性そのものは、性質ですから、そう簡単には変えられませんし、変える必要もないと思います。感受性そのものが、悪いわけではないからです。

(1)で説明したとおり、会話が難しくなるのは、感受性「だけ」が高いゆえに、感じたことを、言語へ変換する力のほうへ、エネルギーが伝わりにくく(その理由は、エネルギーの大部分を、感じるために使われているから、です)、「感じる」→「思う」の間がスムーズに連結しないことから起こっています。

この連結を鍛えていくわけです。自分の中に、エネルギーの伝達の「パターン」、言葉への受け渡しのパターンを、構築していくのですね。

そのためには、ひたすら、反復練習をすることが効果的です。最初はうまく出来なくても、回数を重ねるごとにうまく出来ていきます。回数を重ねるごとに、連結が鍛えられていくからです。

私が、指導をする場合に取り入れている方法は、たとえば「感謝」などのシンプルな単語について、解釈を短い文章にして述べる、という練習です。

感受性も思考力もどちらもしっかりしていれば、解釈はすらすらと述べられます。が、感受性だけが高い人は、頭が真っ白になって、ご自分でもびっくりするくらいに、何も話せない、という状況に直面してしまうことがあります。

なぜなら、普段の発する言葉の動機は、無意識レベルで、何かを「感じること」でなされていて・・・、シンプルな単語一個だけがあり、その単語の出てくるバックグラウンドが何もない、という状態では、感受性が作動するための刺激が何もないため、なのでしょう。

「なぜ、これが出来ないのか、わからない」と、呆然とした状態になってしまう人も多いのですが・・・、でも、何度も繰り返し練習をしていけば、誰もが、「必ず」上達していきます。ほんの数十分の練習だけでも、最初と最後では大きな違いがはっきりと出ていきます。

練習の目的の一番は、出来るようになること、上達すること、ですから、私も今まではあまり、このような仕組み、なぜ話せないのか、何が原因となって言葉に繋がらないのか、という部分については、ご相談者さまに、はっきりとは説明してきませんでした。この仕組みのすべてを、何の前提もないところから一から説明して、納得していただくまでとなると、それだけで小一時間も掛かってしまい、肝心な練習が出来なくなるから、です。

でも、本当は、仕組みを理解して、その上で取り組んでいくほうが効果的ではあるので、今回、・・・なかなか、文章化して説明するのは難しさもあったのですが、書いてみたわけです。

私のセッションを受けなくても、ひとりで練習出来るよい方法が、何か思い浮かんだら、後で記事にしていこうと思います。

そして、セッションを受けた方の中で、「頭が真っ白になって、びっくりするほどに言葉が出てこない」経験をなさった方sweat02は、仕組みとしては、今回書いた(1)と(2:この記事)に書いたとおりで、それは、あなたの感受性の強さゆえの現象なわけです。さらなる理解の一助となれば、と思います。

筋力UPの筋トレと同じで、ある段階までは慣れていなければ難しいですが、筋肉がついていけば、スムーズになります。

鍛えられていなかった連結部分を鍛え、言葉への受け渡しのパターンを作っていくことを目的とした練習を、方法は問いませんが、繰り返し行っていければ、効果は表れると思います。

 ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

リーディングのお申込みは、こちら→「メール回答」or「スカイプ通話

★ブログランキングに参加しています。記事がお役に立ちましたら、以下のバナーをクリックして、投票をお願いします。

   ↓ ↓ ↓

人気ブログランキングへ

|

« 感受性だけが強すぎる人は、会話が苦手になることがある(1)。 | トップページ | 相手が間違っている、と思いがちな、「完璧主義・完全主義」の人。 »

10.考え方、感情」カテゴリの記事

コメント

いつもリカコさんのブログはとても興味深く楽しみに読ませていただいていますhappy01昨日、娘がタンスの引き出しをバチン!と強く閉めたので注意をしようとしたら、「バチン!と閉めたらうるさいからやめて。」と言ったものの、何かしっくりこなくて言い直そうとしたけど、言葉が見つからず、娘にもよく伝わらなかったみたいでまた繰り返し同じ事をしてましたcoldsweats01後でゆっくり考えてみれば私は、「引き出しを強く閉めすぎて音がうるさいからゆっくり閉めてね。」と言いたかったのですが、バチン!という引き出しの音と不快な感覚が強く印象に残ってしまって上手く言葉に表せなかったのかな?と思いました。こういった事が多くあるので、感じたことを言葉にしていくというトレーニングしていきたいと思います!

投稿: そら | 2012年4月 9日 (月) 10時59分

*そらさま

とっさに、ふさわしい言葉が思い浮かばないことは、ありますよね。後からその場面を振り返って、あのとき、このように言うとよかったな、と、文章化して思い浮かべていくのも、次の機会に役だっていくでしょうねsun

投稿: リカコ | 2012年4月 9日 (月) 11時39分

リカコさま

今回の記事はまさしく私のことだ!と思いました。
先日、スカイプレッスンを受けた時、あまりに言葉が出ず
頭が真っ白になる場面が幾度となくあり、レッスンのあとは正直、落ち込んでしまいました。(私の語彙の乏しさからくるのかetc・・色々考えてしまいました。)
まさかその原因が今回の記事のような理由からだとは驚きました。そして理由がわかって安心しました。
私自身の感受性の強さを弱めることはできないけど、思考力を鍛えて少しでも改善して、自分に自信がもてるようになりたいです。
ありがとうございました。

投稿: るみるみ | 2012年4月 9日 (月) 18時55分

*るみるみさま

連結の部分を鍛えていくと、直感もうまく広がりを見せていくようになりますね。どちらも似たような仕組みですので、両方の要素が伸びていきます。ではまた、レッスンもお待ちしております(^^)。

投稿: リカコ | 2012年4月 9日 (月) 20時23分

リカコさま

アドバイスありがとうございました。
ぜひ、またレッスンを受けたいと思います(o^-^o)

投稿: るみるみ | 2012年4月 9日 (月) 22時25分

この記事を読んで、非常に救われた気持ちになりました。

私と同じ体験をする人がたくさんいて、
更に理解して適切に表現できる人がいるということが、この上なく嬉しいです。

投稿: | 2017年6月19日 (月) 12時03分

ブログサイドバーの記載のとおり、コメント欄は今後は何かお名前のところに、記載していただくと助かります。

無記名のコメントは返信を控えさせていただいています。

コメント記載欄には「任意」となっていますが、これは記載しなくても、コメントを送信することができるというしくみ上のもので、こちらをブログ使用者である私が、書き換えたりできないためまぎらわしいですが、どうぞ今後はご配慮いただくと助かります。

どなたにも苦手、得意はいろいろ差がありますので、全員が同じにできるわけではないし、できないのが悪いということではないので、社会生活をほどよくやるための最低限のところは努力するとしても、自分を否定することなく、よいところをいかすという姿勢でお過ごしになるのが一番いいと思います(^_^)。

投稿: リカコ | 2017年6月21日 (水) 15時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 感受性だけが強すぎる人は、会話が苦手になることがある(1)。 | トップページ | 相手が間違っている、と思いがちな、「完璧主義・完全主義」の人。 »