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2010年12月20日 (月)

前世でやりことした学びを、今回の人生で形を変えて経験することもある。

私たち人間は、肉体をもった霊的存在であり、何度も生まれ変わり、学びを続けています。今回の人生は、過去の人生で培った学び(カルマ)をもとに、家族環境、時代や地域、性別その他を自分で選んで、生まれてきています。

通常、私たちは、そのことを忘れていますし、意識する機会もありませんが・・・、たましいの観点からすれば、意味のないものはひとつもない、すべては「必然」の作用です。

今回の人生における、前世の活かされ方はさまざまで、たましいの数だけバリエーションがあります。前世で経験したことを、さらに伸ばして活用していくために、似たようなことを行う学びもあれば、逆に、前世で深く関わらなかった部分を学ぶために、新しいことにチャレンジしていく人生もあります。

誰もがたくさんの学びの要素を備えて、今回の人生を経験するのですから、「前世で培ったものを活かすだけ」の人もいませんし、「前世での不足を補うためだけ」の人もいません。

「ある特定の要素のみを抜き出し、あえて前世との関連性を見出す場合」のみ、上記のような定義が、「その要素については」見いだせるのであり、人生全般を考えるならば、そう簡単に、ひと言ふた言で定義はつけられません。

その前提で、ご理解いただければと思います。

以前、お仕事についてのご相談で、「現在、会社がかなり危機的な状況にあり、遠からず倒産するのではないかと思う。他の人たちは、それを察して辞めていく人もいるが、自分は、今の会社にとても恩があり、辞めることを考えられない。金銭だけ考えれば、損をするかもしれないけれど、倒産するまで勤め続けようと思う」というケースがありました。

この方が、直面している出来事は、「前世から引き継いだ学びを、今回の人生で果たすため」のようでした。

彼女はかつて武士として生まれ・・・、しかし、家を継がずに、出家したというのか、僧侶か行者か、そんな感じの修行を志して、家を出たようです。

どんな事情があって、そうしたのかは、わかりません。家を出ざるを得ない状況だったのかもしれないし、または、家を継ぐのを嫌ってそうしたのかもしれない。このときの行動に、良いか悪いかという区分けは無いと思うのです。

しかし、どちらにしても(仮に、家を出た後の人生がとても充実して学び多いものになっていたとしても、そうでなかったとしても)、「武家に生まれながら、家を継がなかった」という経験が、カルマとして、たましいに刻まれたでしょう。

そして今回の人生で、「先が見えている会社に、最後まで残る」という選択をして、前世でやらなかったことを、形を変えて学ぶことにしたのでしょう。状況は違えども、先代の意思を継ぎ、責任をともに担っていく、という点では、どちらも共通しています。

また、「自分が損をしても、相手に恩があるから」「義理を果たす」という考え方は、武士の考え方だと思います。

もしも、その方が、今回の状況に遭遇したときに、「倒産の前に、辞める」という行動をとったとしたら・・・、たぶん、また似たような状況に直面していくようになるのだと思います。今回の人生の未来か、もしくは来世以降で。

逆に、前世で、武家を継いでいたならば、今直面している会社が倒産するかも、という状況は、経験していない人生だったかもしれません。

もしくは、同じような状況だとしても、義理を果たそうと言う気持ちにはならず・・・というよりも、相手に恩を感じるようなシチュエーションもまた作られることはなく、「同じ出来事が、まったく違ったもの」として、経験のひとつになっていくのかもしれません。

そのように考えてみれば、「ひとつひとつの行動や出来事に、良い悪いの区分けはない」、というのが分かると思います。

自分の積み重ねた行動(カルマ)が、何らかの形で、自分に返ってきて、より深く学ばされている、という仕組みが存在するだけなのです。

もしも、武家を継いだら継いだで、別のカルマは発生するでしょう。「継がなかった」というカルマはできないけれど、たとえば「自分の意思を通さなかった」というカルマを、次の人生で学んでいく場合もあるでしょう。

カルマというのは、過去に自分が積み重ねた、思考、行動、その他の総称であり、「過去にした行動の、罰ではない」という正しい理解が大切です。

前世についても、守護霊についても、その他のすべてについても、そのこと「だけ」を単独で解釈しようとすると、大きな誤解が生じますので気をつけなければなりません。

スピリチュアリズムの大原則である、「カルマの法則」を良く理解した上で、それらを(必要ならば)学んでいくことが大切です。

みなさんが、今直面している、苦しいことや辛いことも、前世の出来事が関連して展開している学びかもしれません。

しかし、大切なのは、前世とどんな関連があるかを知ることではありません。大切なのは、今直面している学びに「立ち向かっていき、乗り越える生き方」です。

その意欲があれば、前世を知る必要はないと思いますし、知ったところで自動的に意欲がわくものでもありません。どちらにしても、必要な学びはめぐってくるわけで、それらを現実的に乗り越えていくのは「今回の人生を生きている、自分自身」であることを、忘れないようにしましょう。

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