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2010年10月25日 (月)

いつか、「許せるときがきたら、許せばいい」と考える。

相手を憎んで、許せない感情が、何十年も根深く残ってしまうことがあります。

許すことは、自分自身のためにも必要だ、と、理屈では分かっていても、感情がついていかないことがあります。 自分にも見つめなおす要素があるかもしれない、とわかっていてもなお、相手からの仕打ちが、あまりに大きな傷となって心に残っている場合は、冷静に考えることはできにくいでしょうから。

許せない、という現状にあるのに、その強い感情を何とかしようとしても、ほとんどのケースはうまくいかず・・・、納得がいかない不満な気持ちが、ますます強くなる場合もあります。

そういうときは、無理に許そうとせず、そのまま保留にしておくこともいいと思うのです。けれど、ネガティブな感情を持ち続けても、良いことはないもの確かなので・・・、「今は、出来ないが、いつか、許せると思える時期がきたら、そのときは許そう」と決めて、「時期のみを先送りにする」という考え方です。

このようなケースで葛藤が起こるのは、「許せない!」と思いながらも、「許すべきだ」とも思うからで・・・、そもそも許そうという気持ちが全くなく、怒りでいっぱいになっている人は、迷いや葛藤は生まれません。怒りにとらわれながらも、しかし次に進まなければ、と考えることのできる段階にある人のみが、迷い、葛藤し、苦しむのです(この場合は、怒り100%になっている苦しさとは別の話です)。

怒りだけになりきれない故の苦しみは、一段目の階段にいる人が、二段目に足をかけている状態で、次のステップに進む意欲と、今いる場所に引き戻される習慣との、「段差」でもあると思います。この段階にある人にとっては、せっかく二段目にかけた足を下ろす、という選択もまた難しいものです。

ですから、まず、「許す」ことは、自分の中で、決めるのです。しかし、その実行の時期は、今ではなく、もう少し自分が成長するなり、感情が落ち着くなりしたのちに、というふうに、考えるとよいと思います。

どんなに強い感情も、時間が風化させてくれるものです。許す、許さない、と葛藤して、そのことに思考というエネルギーを注ぎ続けるよりは、一度、棚上げにして時間をおくほうが、解決に近付いていくこともありますので、「許せる時期を待つ」、という考え方も、取り入れてみてはどうでしょうか。

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10.考え方、感情」カテゴリの記事

コメント

なるほど~
これだったらできそう☆
許すことの重要性はよく分かっていても、なかなか実際は難しいことも多く・・・しかも、家族や愛する人こそ難しいんですよね。どうでもいい人はすぐ許せちゃう。
一時、棚上げしておくと考えると心が安らぎます。
ありがとうございました~happy01

投稿: Yuria | 2010年10月28日 (木) 23時06分

* Yuria さま

いつか、自分の感情が、思考に追いつくことができたら、そのときは「許そう」としなくても、きっと自然に「許せる」のだと思います( ̄∀ ̄)。参考になることがありましたら幸いです。

投稿: リカコ | 2010年10月29日 (金) 10時31分

初めまして。
ついこないだから楽しく拝読しております。

この記事でかなり気が楽になりましたhappy01ありがとうございます。
怒り100%の時が今より楽だった。
あっちも悪くないと気付いて自分の中で許さないとと気づいたら煉獄が始まる。
必死で感情を頭に合わせようと努力したけど、無理だとはじけた。
周りからはなぜ仲良くできないかと責められるしweep
もう、臨終の際に許せたら救われたものだと思っています。
未熟者は辛いですが、仕方ない道ですね。

投稿: midori | 2013年1月 7日 (月) 15時01分

*midori さま

怒りでいっぱいで、相手が全部悪いと思っているときのほうが、被害者でいられる分、違う意味での「気楽さ」があるのですよね・・・、そして、そうではないと思いを改めたときに、怒りのやり場がない、という、違う種類の苦しみが出てくると思います。

その思いは、「時間」という偉大な仕組みが、いくらか、風化させれくれるでしょう。自分の意思も大事だけれど、時間という仕組みにまかせて、しばらく保留にしておき、別のことに意識を向けていくこともいいと思います。

投稿: リカコ | 2013年1月 7日 (月) 15時15分

何で許す必要があるんです

投稿: | 2015年6月18日 (木) 12時08分

通常、コメントにお名前が何も入っていない方には、コメントをお返ししないのですが、他の方にも参考になるかもしれないので書いておきます。

許さなければいけない、とか、許すべき、というルールはないので、ご自身が許そうと思うならそうすればよいし、

思わないなら、そうしないのもまた、それぞれの自由だと思います。

この内容は「許したくないのに、許さないといけないだろうか」と葛藤がある方に向けたものです。

その必要性を感じていない方に、そうすべきと申しあげているのではありません。

投稿: リカコ | 2015年6月18日 (木) 12時15分

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