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2010年8月 5日 (木)

手放せない「夢」に対する考え方。

人は常に成長している存在です。成長とは変化でもありますから、過去に目指していたことと別の方向に進むことになったり、別のものを好むようになったりすることもあります。

それらの変化が、自分自身の納得を伴っていればいいのですが、そうではない場合もあります。

自分をとりまく状況からして、昔の夢を持ち続けるわけにはいかない、他の道を進まなければという現実があっても、積み上げてきた過去への執着や愛着があって、そう簡単には割り切れないことと思います。

または、諦めてしまうと、その夢を追い続けてきた過去が否定されるような気持ちになって、(すでに必要ではない、と思いながらも)手から放すことができない場合もあるでしょう。

けれど、過去の経験や、抱いてきた夢を、ここで手放したからといって、それらが「無になるわけではない」のです。たくさんの努力や、意思、費やした時間や労力は、すべてあなたの中に存在し続けます。

別の道を進むことにしたからといって、今までの経験が無くなってしまうと考えるのは、「まるで、物を扱うように」、捨てたら終わり、使わなくなったら価値がない、かのような、「物質的な考え方」ではないでしょうか。

抱え続けてきた夢を、手から放すということは、それらの価値をゼロにすることではありません。手から放れた「それ」はこの先もずっと価値を持ち続け・・・、あなたがこれから進んでいく道の基礎となってくれます。次の階段に足をかける際の、助けとなって働いてくれることでしょう。

前に進む際に、しっかりとした基礎の一段があるとないとでは、大きな違いが出てくるものです。そのステップの一段となってくれた過去の経験に対して、感謝の気持ちがわかず、ネガティブな感情でしか眺められないのは不幸なことだと思います。

過去に情熱を傾けたものを、過去に願った形そのままで活用したい、次に繋がるとかの考え方ではなくて、そのものを体現したいと、こだわってしまう気持ちは分かります。

けれど、私たちの経験には、無駄な物はひとつもないとはいえ、それは思った通りになることとイコールではない以上、叶わないという現実も受け入れていく必要があります。

抱えて続けた夢を、手放すのはとても辛いことです。けれど、そうすることにも意義があって、無になるわけではないと考えていけば、時間はかかるかもしれませんが、気持ちを切り替えることができて、次の道をしっかりと見据えていけるようになると思います。

私自身も、過去にかなわなかった夢はたくさんありますが・・・、今となっては、「これでよかったんだ」「思い通りにならないことも含めて、今がある」」と、そう納得できます。というよりも、意識してそう考えるようにしています。前に、進むために。

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