« 過剰な不安や心配から、自分を解放しましょう。 | トップページ | 楽しい会話のための、話題を仕入れる。 »

2010年5月11日 (火)

前世が影響している、恐怖心?

私たち人間は、肉体をもった霊的存在であり、今回の人生だけにとどまることのない、永遠の存在です。

スピリチュアリズムの広まりにつれ、「前世」という言葉も一般的になりましたが、誤解も多くなっているのを感じます。自己流の解釈なのか、それとも誰かに指摘されたことなのか分かりませんが、実際には存在しない前世のトラウマ?を、抱えているツモリになっている人が多いことに驚いてしまいます・・・。

「私には、前世からくる○○○という感情のブロックがあるのですが、どうすればいいでしょうか」とか、「私の前世で、○○○という契約があるため、今回の人生が思い通りになりません」のような、・・・なんだか前世にかこつけて、不調和の原因を外側に求めているような解釈のご相談が、あまりに多いと感じます。

私たちは、永遠の存在であり、前世の影響とは切り離されませんから、どんなこともすべて、何らかの意味では、前世と今世は関連していると言えますが、あまりに狭い解釈で前世をとらえてしまうと、逆に曲解に繋がってしまうこともあります。

今回の人生では、原因が思い当たらない特定の感情が、前世の体験からくる恐れであるケースは確かにあります。けれど、私の知る限りでは、そういうケースは、特定の改善方法等をとらなくても、原因が遠い過去の人生のことだったと分かっただけで、ゆっくりとですが緩和されていくと感じます。あくまで、前世を知る意味(必要性)があれば、の話ですけどね。

私の知っているケースでは、以下のようなものがありました。

「痛み」が恐怖で、ほんの少しの痛みでも不安になり、頻繁に病院に行ってしまう。医師にも、「子供ではないのだから、それくらいで来なくても・・・」と言われてしまうが、それでも気になって恐怖を感じる、という方がいました。

その方は、前世で被災した経験があることが影響していました。そうなると、痛み=生死に直結する事柄・・・ですから、その記憶が干渉して、この安全な「現在」に生きていながらも、少しの痛みも、本人的には大げさにとらえてしまう、という現象に繋がっていたようです。

で、「どうしたら、痛みへの恐怖感は改善するか?」と聞かれたのですが、「・・・何もしなくても、理由が分かれば、感情は薄れていきますよ」とお答えしました。

実際、そういうものなのです。すべてがそうスムーズにいくとは限りませんので、参考程度にとらえていただきたいのですが、前世とのかかわりというものを、考えすぎないほうがいいように思うのですよね・・・。

何に興味を持つのも自由ですが、無理な解釈の「こじつけ」に、こだわり過ぎている方が多すぎると感じます。そして、もうひとつ大切なことは、前世から引き継いだ感情や思考の習慣、トラウマが仮にあったとしても(・・・っていうか、誰にでもありますが;)、必ずしも、前世を認識しないと解消されないわけではない、という事実です

普通、大部分の人は、自分の前世なんて知る機会もないのですから、前世を知らないと癒されない、なんてことはありません。

私たちは、自分がしたことはすべて自分に返ってくるという「カルマの法則」により、経験すべきことを経験するようになっていますから、前世を掘り起こしてまで原因にフォーカスしすぎなくても、この現実の、目の前の出来事に立ち向かい乗り越えていくことで、精神的に成長していく「仕組み」になっているのです。

しかし、前世を知ることで解消される(もしくは、解消が早くなる)感情も確かにあるので、前世を知ることそのものを全否定するわけでは、ありませんが・・・。

認識を間違ってしまうと、前世からの恐れの感情を解消しようとしたはずが、逆に、自分が作り出した恐れにとらわれてしまうことになります。目に見えないことへの解釈は、いとも簡単に曲解に繋がってしまいますので、ご自分の癒しや成長に取り組むことは素晴らしいけれど、冷静になっていただきたいな、という意味から、書かせていただきました。

|

« 過剰な不安や心配から、自分を解放しましょう。 | トップページ | 楽しい会話のための、話題を仕入れる。 »

07.前世・守護霊」カテゴリの記事