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2010年5月22日 (土)

「今のままでも、かまわない」のか、「今のままでは、いたくない」のか。

自分が何をしたいのか、これから何をしていくべきなのかが分からない、というご相談はかなり多いです。ここをご覧になっている方の中にも、そんな感情をお持ちの方がいるのではないかと思います。

このような場合、これから何をどうするかという詳細を考える前に、まずは、タイトルにあるとおり、「今のままでも、かまわない」のか、「今のままでは、いたくない」のかを、よく考えてみてください。

現状に、耐えきれないほどの不満がある人は、「どうしたらいいのか、わからない」などという考えを持たず、「何とかしたい」と、思うものではないでしょうか。

つまり、「わからない」という人は、そこまで追い詰められているわけではない、今のままでも、十分な満足はしていないにしろ、そこそこ満たされている部分もあるからこそ、あいまいな受け止め方になってしまうのだと思います。

その状態が、悪いわけではないので、あまり深刻にならずに考えていただきたいのですが、誰の中のにも、「変わりたい(新たなものを得たい)」気持ちと、「変わりたくない(現状を手放したくない)」気持ちの、両方が存在するものです。

新しい道に踏み出すことで、何かを獲得できる可能性が広がる代わりに、リスクを負う部分もあるかもしれません。今のままでいれば、不満足な部分は解消されない代わりに、一定の安定はあるでしょう。どちらの選択肢をとっても、それぞれのメリット・デメリットはあります。

「今のままでも、かまわない」のか、「今のままでは、いたくない」のか、少なくとも、この段階の答えが、ご自分の中で明確になっている人なら、上記のような、それぞれのリスクなどを比較検討して、詳細を詰めていく考え方は有効だと思います。

けれど、その段階を考えないまま、詳細を詰めようとすると、ますます「わからなく」なってしまうでしょう。二つの器のうち、どちらを選ぶかが決まっていない状態にありながら、器の中に入れる品物が、どんどん集まっているようなものだからです。集めれば集めるほど、精神的な余裕がなくなっていくだけ、にならないでしょうか。

「今のままでも、かまわない」のか、「今のままでは、いたくない」のか。

まずは、ここから、変わりたくない気持ちと、変わりたい気持ちの、どちらが強いのかを、考えてみてください。そして、現時点での答えを出すことです(もちろん、人の考えは移り変わっていくものですから、あくまでこの時点での暫定です)。

そして、具体的な対処法は、その後で考えていけばいいと思います。変わりたいなら、リスクをなるべく分散していくための方法を考えたり、未知を恐れる自分に立ち向かう気持ちを高めるとか、明確な目的を定めていくことなどが必要となるでしょう。

変わりたくない気持ちが強いなら、今のままの安定を大事にしながら、自分の意識の持ち方や視点を変えて、不満な部分をいかに解消していくか、という考え方をしてみるのもいいでしょう。

何でも新しいことに取り組めばいいというものではありません。性格の違いによる向き不向きもありますし、タイミングもあります。成長の度合いもそれぞれ違うのですから、自分なりの、(あくまで、現時点での)正解の答えを、見つけていけばいいと思います

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10.考え方、感情」カテゴリの記事

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