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2010年4月 9日 (金)

理不尽を経験することにも学びがある。

世の中には、理不尽さを感じることがたくさんあります。真面目に頑張っている人が認めらないこともあれば、手を抜いている人が出世していくこともあるでしょうし、他人のせいで自分が怒られたり・・・と、そういう事象はいくらでもあります。

そんなとき、怒りがわいてきたり、相手を憎む気持ちになったり、いろいろな感情がわきおこってきて、自分だけが損をしているような気がして、不公平感にやりきれなさを感じることもあるでしょう。

けれど、「世の中とは、そういうもの」なのです。理不尽が横行しているのが、世の中であり、会社という営利目的の組織です。

世の中には大勢の人がいて、それぞれの独自性を発揮して生きているのですから、同じ考え方にならないのも、ときに意見の対立が生まれるのも、誤解や曲解も、「起こり得ること、あり得ること」という認識で考えておくことが大切です。それが、ある意味、人として成熟している感性、でもあると思います。

理不尽さを甘んじて受け入れろ、という意味では(必ずしも)ありません。しかし、同じことに対して、理不尽だと感じる人もいれば、何とも思わない人もいるわけで・・・、この「理不尽」という概念も統一された基準はない以上、どうやっても、多少のトラブルやいざこざは、発生してしまいます。大きなトラブルではないなら、許容範囲だと考えていかなければ、この世を渡っていくことが困難になるでしょう。

頑固に理屈やきれいごとだけを押し通そうとしては、「世間知らずで、空気の読めない人」という、ありがたくない評価をもらってしまいます;。「理想を言えば、○○であるのが望ましい」とは、誰もが分かっているのです。しかし、現実と理想は、同じにならないこともありますよね。だからこそ、そこに思考や感情が生まれて、私たちは成長することができるともいえます。

すべてが順調で、何の葛藤もなければ、深く考えることも自分を省みることもせず、惰性で過ごしてしまいます。いろいろな葛藤があるなかで、理解力や応用力が鍛えられ、人から理不尽な言動を受けてしまうという経験から、「自分は、他人にはそういうことはしない」という感性をも、身につけることができるのだと思います。

そこまでの境地に至ると、多少の葛藤があっても、いらだつことがなくなります。他人の言動に、(まったく何の影響も受けないことはムリですが)大きく感情を上下させられることがなくなり、いい意味でクールになれます。

いろいろな葛藤がある「この世の中」という場所で、私たちは、みずから「精神を鍛えられるために、学びに来ている」ことを、忘れないようにして、いろいろあっても、必要以上にこだわらず、受け流して前を向いていくようにしましょう。

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