« スピリチュアルな生き方が、窮屈に感じる時期もある。 | トップページ | 新たに何かを得るよりも、今ある不要なものを除くことが先。 »

2010年4月24日 (土)

大人っぽい感性の子が、親に求めている「ひと言」。

私たちは、肉体をもった霊的な存在であり、過去から続くたましいの歴史というものがありますから、この世に生まれた瞬間に、知性や感性がゼロからスタートするわけではありません。

今回の人生の、人としての経験はゼロから始まりますが、性質や性格、カルマなどの要素は、すでに備えている部分があります。そのため、肉体の年齢は子供でありながらも、大人っぽい感性を持っている子も大勢います。

そうはいっても、肉体の年齢を重ねないうちは、「今回の人生の経験値」が不足しているので、その感性を大人レベルに発揮することは、普通はできないものですが・・・。

ご両親がとても忙しくて、お子さんに手をかけて差し上げる時間が少ない場合、もしくは、他にご兄弟がいて、そちらを優先する時間が多く、「大人っぽくて、物分かりのいい子」が、我慢をしているような状態のとき、心がけてほしい「ひと言」があります。

それは、「我慢してくれて、ありがとう」という言葉、もしくは、「お母さんは、あなたが我慢していることを、知っていますよ」という、態度です。

大人の顔色を見ているような子は、親の負担にならないように、とか、手間をかけさせると悪い、お母さんもつかれているはずだから・・・とか、人を思いやる気持ちがあるため、「自分が耐える」ことを、選んでしまいがちです。

しかし、いくら大人っぽいといっても、「まだ、子供」なのです。本当は、いろんな欲求もあれば、甘えたい気持ちも、わがままを通したいことも、あります。その気持ちを我慢して、物分かりのいい子になり、親の負担を軽くしようと思っているところを、親が、「この子は、おとなしいから」「弟に手が掛かるから、しょうがない」のような態度をしたら、まず間違いなく、その子は、トラウマを抱えます。

そういうタイプの子は、必ずしも、手のかかる弟と同じ扱いをしてほしい、と思っているわけではないのです。親の負担になりたくない気持ちはありますし、弟に手が掛かることも、しょうがない、という気持ちも持っています。求めているのは、「我慢している自分を、分かって」もらうことです。お母さんのために、我慢してるのですから・・・。弟のために我慢しているのではないです、お母さんのためです。

こういう子は、たったひと言で救われます。お母さんが、「自分が、お母さんのために耐えている」ことを、知っていてくれたら、満足します。

大人になって、社会に出れば、頑張っても(表面的に見れば)報われない、と感じることは山ほどあります。けれど、小さな子供にとって、「耐えた自分が、報われなかった」という感情や記憶は、あまりに重いものとなります。

ましてや、それが、他人ではなく、愛する自分の母親ならば、なおのこと。こういうことから、人間不信感がつくられ、大人になった今も苦しんでいる人が大勢います。

人間関係でトラブルを抱えたり、大人になりきれない人というのは、性格が幼い人や、機能不全の家庭で育った人ばかりとは限らないのです。「物分かりのいい子」ゆえに、親が、かけかなったひと言を、いまだに求めて苦しんでいる・・・、そういう人もいるのです。今、子育て中の方は、是非とも考えてみてください。

|

« スピリチュアルな生き方が、窮屈に感じる時期もある。 | トップページ | 新たに何かを得るよりも、今ある不要なものを除くことが先。 »

11.家族、恋愛、人間関係」カテゴリの記事