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2010年4月25日 (日)

新たに何かを得るよりも、今ある不要なものを除くことが先。

自分を高める要素のあることすべてに共通して言えるのですが、「何かを新たに得る、身につける」ことも、もちろん大切なのですが、それと同じくらいか、もしくはそれ以上に、「今ある、不要なものを取り除く」ことも大切です。

新しい何かを得ることで、新しい自分になれる・・・と、考える方は多いですが、(その考えが、間違っているとは言いませんが)、自分が抱えられる量には限りがあることも理解しておくことが大切です。

「外的要因によって、自分が変わるはず」=「外的要因がなければ、変わることができない(変われないのは、自分のせいではない)」という、認識の仕方そのものを、取り除くほうが近道だったりもします。

たとえば、とても散らかっているお部屋の中に、新しい収納家具を増やしても、整理整頓するための器は増えますが、そのことと、実際にお部屋の中が片付いてキレイになることは、別問題ですよね;。

片付け作業も、外的要因をあてにして、プロの業者さんに頼んだとしても、その時だけは片付くでしょうが、自分の「散らかしグセ」を変えないことには、いずれまた同じになります;。外から何かを得ることのみで、改善を図ろうとするのは、それと似ています。

まずは、今ある不要な要素を除くこと、上記の例で言えば片付けの習慣をつけることのほうが、よほど効果が見られると思います。

先に新しいものを得て、それから不要なものを除くという順序でも、もちろんOKです。しかし、狭い部屋(しかも、散らかっている状態)に、大きな収納家具が搬入されても、置き場所が定まりません。古い家具を外に出すにも、入口に陣取っている新しい家具を、もう一度外に出さなければならなかったりして・・・、効率が悪いことこのうえなし、です;。

ご自分の資質を向上させたい場合も同じで、何かを外から得ることよりも、まずは、「遮っているものを取り除くこと」が先決です。ネガティブな感情や思考、過剰な自意識なども、オーラをくすませます。それらの要素が除かれれば、下から備えている資質は、大いに発揮されやすくなります。

今は、物も情報も、たくさん手に入りますから、多くの方が「抱え過ぎ」になっています。それに気づかず、「まだ不足している。なぜなら、幸せではないから。思い通りになっていないから」と思って、新たに得るもので満たされようとしています。

しかし、何でも雑多にたくさんあればいい、というものでもないのです。必要なものはいいですが、不要なものは、抱えれば抱えるだけ、思い通りにならない状況を上塗りしているだけではないでしょうか。

(不要なものを除くより)先に新しいものを得る形式が有効になるのは、上級者のみです。先ほどの家具の搬入の例ではないですが、「器が大きい」人は、作業スペースが確保できるため、入れ替えは容易だからです。

小さな器の中では、新しいものを入れたことにより窮屈になり、身動きが取れにくくなります。まず、「今ある、不要なものを除く」ことです。どれが不要なのか判断がつかない人は、同じように、どんな新しいものを得たらよいかの判断もつかないと思いますので、その状態で、仮に新しいものに手を伸ばしても・・・、「活用できないアイテム」が増えるだけで、「抱え過ぎ」を増長させるだけとなります。

思考や感情の領域も、お部屋の整理整頓と同じように、定期的に、不要なものを除くことが有効です。新しいものを得るのは、その後でも十分ですし、スッキリした状態で思考すれば、今の自分にぴったりのものを選ぶことができますし、何をするにも効率がよくなります。

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