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2010年3月 4日 (木)

控えめ過ぎても、相手に負担をかけてしまうこともある。

丁寧な表現に、謙譲語というものがあります。自分を下にして、相手に敬意をはらう表現の仕方です。

自分の息子を、「愚息が・・・」と言ったりしますよね。でも実際には、息子さんが愚かなわけではなく(笑)、身内を語る際の、定型のようなものです。

謙譲語が、丁寧な表現として分類されることからもわかるように、日本人は、相手を立てるために自分を控えめにするという習慣があります。そして、そういう謙虚な態度は、割と好まれますし、大人の振る舞いとして認知されています。

しかし、何事も、「バランス」が大事で、過剰にへりくだりすぎると、(相手を立てるためのはずが)逆に相手に心理的プレッシャーを与えてしまうことがあります。

相手を立てようと、自分を控えめにするつもりが、あまりに自分を下げてしまうと、相手はうれしく思うよりも、居心地の悪さを感じてしまいます。

相手も、この日本という、「自分を控えめにすることを美徳とする」習慣がある国で育っているわけです。そんな中で、相手が過剰に「へりくだる」と、まるで自分がそうしむけたかのような立場に置かれて嬉しくないと、受け取る人もいると思います。

心がけ自体はよいと思うのです。日本では、控えめが好まれる習慣があることは、事実ですから。しかし、過剰にならないようにバランスを考えることは大切です。

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