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2009年11月 7日 (土)

知識を活かすための、「応用力」が大切。

現代人は、便利な世の中に慣れすぎていて、想像力がなくなったなどと、よく言われます。私は、「応用力」という感性が、使われないまま眠った状態になっている方が多いと感じます。

自分で何とか工夫しようという応用力が使われていない・・・ということは、言いかえれば、誰かに何とかしてほしいという「依存心」が強いのです。

「○○をすれば、××になれる」ような、お手軽なハウツーを求める気持ちが大きく、また、ある選択肢をとることで、将来的・最終的にどうなるか、という「結果の確約」をとても簡単に得ようとします。

未来は、あらかじめ決まっているものではなく、これから作り上げていくものであるという、スピリチュアルな観点からの事実をご存じない方が、上記の考えをするならまだ分かりますが、ご存知の方までもがハウツーを求めます。いえ、むしろ、スピリチュアルに興味のある方ほどその傾向が強い、と言えるかもしれません;。

なぜそうなるかといえば、「未来は(これから作るものだから)決まっていない」ことと、ゆえに「結果の確約など、できるものではない」ことが、繋げて考えられないからだと思います。「○か、×か」「イエスか、ノーか」という思考に慣れてしまって、せっかくたくさんの知識を持っていても活用しきれない、応用ができないのですね。

答えのみを求める気持ちというのは、「物質的な考え方」です。たとえ、議題が目には見えないことであったとしても、です。「霊的(スピリチュアル)な考え方」というのは、総合的に考えることです。想像力、応用力が活かされてこそ、霊的に考えることができます。

霊感の大小ではないのです。皆、そっちにばかり一生懸命になる人が多いですが、霊的能力の大小と、人間力は無関係です。応用力というのは、実践していくことで深まるのです。知識のみを、いくら積み重ねても、実際に活用していかなければ、何も身につきませんし、本当の意味で「分かる」ことはないでしょう。

少し前に、あるテレビ番組に、作詞家の松本隆さんが出ていました。松田聖子さんの作詞などで超有名な方ですよね。「作詞家志望の方からよく質問されるのだけど・・・、知識は無いよりはあったほうがいいだろう。けれどそれだけでできるかと言ったらそうではない。ハウツーではないから。」というようなことを、お話なさっていました。松本さんのおっしゃっていることは、とてもよくわかりました。大切なのはハウツーではなく「感性」だという点は、どんな世界でも共通なのだと思いました。

人は、結局、どれほど多くの知識を得たとしても・・・、「自分が納得したこと」しか、やらないものです;。正しいとか、そうすべきとかの基準ではなく、実際は「自分がやりたいかどうか」、とい基準でしか、考えないのが一般的だと思われます。

すべては、自分自身というフィルターを通して行われることなので、自分を向上させていかなければ、どれだけ多くの情報や他者からのアドバイスを求めたところで、思考も行動も(自分なり、という方向に)偏る可能性もあります。

得た知識を正しく理解し、正しく活用するためには、自分の感性を磨くことが不可欠です。感性を磨くには、まずは実践してみることが大切です。実践抜きの、頭の中での分析では、「自分流」に偏っていくことでしょう。あまりに客観性を欠いた思考は、「思い込み」になってしまう可能性があります。

まず、実践。体感することです。そうして、自分が「納得できる範囲」が広がっていけば、以前には自分の意識の網にかからなったことが、「キャッチできる」ようになるのです。そうして実践したことから得られる有形無形のフィードバックの積み重ねが、「応用力」という感性を磨いてくれると思います。

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