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2009年10月 8日 (木)

更年期。

更年期の不安定な心の状態について、ご相談いただくこともあります。

以前に、「思春期(~青年期の入り口まで)は、感受性が高まりすぎて、心身のバランスが難しくなってしまう方もいる」ということを書きました。更年期も、似たような感じの症状が出る方もいます。ホルモンのバランスが、変化することと、無関係ではないと思われます。

以前に聞いた話なのですが、更年期になると、「聞こえないはずの声が、聞こえる」ようになる方などもいて・・・、で、病院に行くと、「更年期の症状ですね」ということで済まされて、薬を出されて終わる、と。

この話を聞いた当時は、もうかなり昔なので、私もその因果関係をひもとく知識もなく、「えっ・・・、そんな理由アリ?」と思ったのですが、今は、そういう症状も、一時的にあってもおかしくない、十分にありうる、ことがわかります。

思春期と同じように、変化したバランスに、自分が慣れていけば、だんだん症状も薄れていく場合が多いと思いますが、更年期は思春期の場合と、何が違うかといえば、子供は、知識もなく、現実の事柄と結び付けて深く考えることができないので(感性は発達段階、ですからね)、何がなんだか、よくわからないのです。苦しいけれど・・・、ただ苦しい、だけで、何がどうなっているのか、あまり分かりませんし、考えてみようという段階に至らないと思われます。

ところが、大人の場合は、いろいろな人生経験も積み重ねてきて、考え出せばきりがないくらい、あれもこれもと「原因(らしきもの)」が思い当たるため、逆に、深読みしすぎになって、思考の渦から抜け出せなくなるのです。

「更年期だから、しょうがない。こういうこともある」と、知識として知っていても、頭の中ので、今に至る原因を、殊更に追及したくなり、納得できる原因がほしくなるのだと思います。経験と知識があるゆえに、思考が複雑になってしまうのですね。

で、実際に、感応力も一時的に(アンバランスになることで)鋭くなっているものだから、ネガティブな想念に影響されたりもして、二重に落ち込んでしまうのです。(落ち込んでいるときは、「波長の法則」で、低いものをキャッチしてしまいます)。

そのような状態にある方に言えるのは「今の状態が、ずっと続くわけではない。いつか、光のある場所へと抜け出せる」ということです。

更年期で気持ちが沈んでいる人に「元気をだせ!」ということは、それは、今まさに溺れている人に、「溺れるな!」というのと同じで、難しいことだと思うのです・・・。励ましたい気持ちはわかるけれど、本人だって、(子供の思春期の場合とは違って)分かっているのですから。

ご家族に、更年期の症状で苦しんでいる方がいたら、落ち込みの状態に同調しすぎることなく、なるべく明るく接して、あなたのパワーでお母さんのオーラを包んで差し上げてください

まさにご自分が更年期にある、という方は、ネガティブな考えが内側からわきあがってきたら、意識的に、その思考をストップし、「自分を緩める」ことを心がけてください。人生は、更年期で終わるわけじゃない。更年期は途中経過です。まだまだ、これからやることがあるのに、ここで過去ばかり振り返っていられるか!と、自分に言い聞かせて、反省モードに傾く自分を、切り替えていきましょう。

この時期は、周りの方たちの愛情に甘えても、いいのではないでしょうか。強くて頑張りすぎの性格の方ほど、症状が長くなっているようにも感じます。少し自分に甘くなって、緩めていくこともよいと思います。

この時期が過ぎて、気分が安定していったら、また、自分のいつものペースに戻れるのですから、フレキシブルに、考えていくことも大切だと思います。

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