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2009年9月 4日 (金)

「これから知る」ことができる、幸せ。

ある事柄について、(自分にとって有益な)経験や知識が深まっていくと、「もっと前から、知っていれば・・・、違った人生があったかも」「こんなことなら、以前から関わっておくべきだった」という気持ちが出てくることがあります。

けれど、ものは考えようで、これから、「知ることで得られる感動」や「新鮮な気持ち」になれる回数が、すでに知っている人に比べて、たくさん味わうことができのですから、ある意味、今後に楽しみが多い、と言い換えることもできます。

かつての私の上司に、とても映画好きな方がいました。私自身は、映画には全く興味がなく;、映像を見るなら、野球やオリンピックなどの、ノンフィクション系(笑)の感動を好むタイプです。

そんな話をしたところ、上司は私に、「君がうらやましい」と言いました。「僕は、名作と言われるものは、古いものから最新のものまで、ほぼ見てしまったので、この先映画から得られる新たな楽しみが少ない。その点君は、この先、もし映画が好きなったら、あの楽しさをゼロから味わえると思うと、うらやましいよ」、と。

なるほどなーと、私は、うなってしまいましたね。そういう考え方もあるのか、と。

何年も前の会話なのですが、私は今でもことあるごとに、このやりとりを思い出しては、「参考になる話を、聞かせていただいたなぁ」と、かつての上司に感謝しています。

大人になって、情熱を傾けられる対象を見つけたときに、その思い入れが大きいほど、「もっと前から、○○をしていれば・・・」と、思ってしまいがちですが、その分、これから先の経験が、とても濃い感動を伴うものとなる可能性を秘めているのですから、・・・それは、「幸せ」なのだと考えると、過去に対する後悔の気持ちは薄れていくのではないでしょうか。

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